2013年度のニュース

経営研究会「一級自動車整備士の魅力を自動車産業界一体でアピール」

第37回経営研究会が9月11日、東京・湯島の東京ガーデンパレスで、会員校32校47名が参加し、来賓8名を迎え開催されました。

冒頭の挨拶で中川会長は、「我々が直面している問題、この10年間で我々JAMCAの卒業生が半減していることが我が国の自動車交通において国民の生命と安全を確保するというところに直接的にかかわってくるという危惧を、最近ジャーナリズムも共有していると思っています。そうした中で国土交通省よりご指導をいただき、一級自動車整備士の魅力を社会に広く訴える、同時に社会におけるその責任と役割を明確にする、またその一級自動車整備士がいかなる魅力を持っているかという事を自動車産業界一体として運命共同体として、これからアピールしていこうということがスタートしております。この活動に我々が力を合せて取り組まなければならない正念場だと考えております。

また高校における進路の指導ですが、これからの日本の若者の教育として、もっと自己管理、自己責任のできる子供を作ろうじゃないか、自分で自分の将来を決められる子供を作ろうじゃないかというような運動をしていくことも、我々自動車産業界の発展に貢献できる一つの道ではないかという風に考えております。」と述べました。

研究会では、協会の委員会活動や研修会についての報告が行われました。講演会では、国土交通省・江坂行弘整備課長より「自動車整備・検査行政の現状と今後の取り組み」、文部科学省・圓入由美専修学校教育振興室室長より「職業実践専門課程・専修学校における学校評価ガイドライン」の講演がありました。懇親会では、来賓として出席された国土交通省・清谷伸吾自動車局次長から「ソーシャル検定に対する高い評価と技術レベルは当然として、さらに常識も備えた良い人材を整備業界にどんどん送り込んでほしい」といった挨拶があり、参加者一同今後の活動への決意を新たにしました。その後江坂整備課長の乾杯に始まり、参加者の懇親を深めました。

「新技術・車両診断研修会」東京工科自動車大学校を会場に開催

第3回新技術・車両診断研修会が、8月19(月)から4日間、東京中野の東京工科自動車大学校等を会場に19校24名が参加し開催されました。冒頭齋木副会長の開講の挨拶に始まり山本理事の挨拶、来賓の国土交通省自動車局整備課山中専門官より「スキャンツールの活用には、技能向上と人材の育成が求められている」との挨拶がありました。研修会は教材に沿った講義(座学)を各章の執筆を担当された先生方より行い、実習には昨年までのボッシュ(株)に加え(株)デンソーセールスと(株)日立オートパーツ&サービスも参加し「高電圧テスターの説明・測定」「スキャンツールを使ったエンジンやHV車の診断、電気自動車の診断」等を実施しました。研修の後の感想でも3社それぞれのテスターを使用することができ良かった等、研修を評価する意見が多く寄せられました。

教職員夏季研修会をツインリンクもてぎで開催

 第17回JAMCA教職員夏季研修会が、7月22日(月)から5日間、14校20名が参加し栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。本研修担当理事のホンダテクニカルカレッジ関東の大木宏高校長先生の挨拶に始まり、小栗前理事が学生の置かれた環境の変化等を踏まえ、教員として「個」をみつめ「個」を生かすということの大切さを講話されました。その後「青年期の心理と若者気質の変遷」のテーマで、コミュニケーションの難しい現在の学生達への接し方について、40年以上整備専門学校の教員を勤められた島影講師から、経験に裏打ちされた貴重な講義がありました。

2日目の「コーチング&コミュニケーション技法」では、受講生参加型の実践的な研修が行われ、最後に「教師の最大の仕事は、学生を勇気づけること」という岩井講師の言葉でしめくくられました。

3・4日目の事例グループ研究は、身近な学校での問題を受講生同士が討議し、今後の学生指導に活かすべく解決策が話し合われました。最終日5日目は、昨年に続き東進ハイスクール(予備校)による「ゆとり教育と基礎学力の向上について」をテーマとした講義を行いました。

JAMCA第51回通常総会札幌で開催

JAMCA第51回通常総会は6月6日、国土交通省、文部科学省の担当官の他、日整連、日車協連から来賓を迎え札幌で開催されました。総会では、平成24年度の事業・収支決算報告、平成25年度事業計画・収支予算案が承認され、併せて役員の改選が行われました。新理事による理事会で、会長に中川裕之氏、副会長に齋木寛治氏、理事・顧問に小倉基義氏が再選されました。中川会長は「我々JAMCAが直面している問題、ひいては自動車産業会が直面している問題、若者が自動車産業界に夢と希望を持てないという事に関して①「規制緩和」について、我が国においては規制緩和イコールすべてが善、そしてその規制緩和の結果、雇用の喪失、若者が将来に夢と希望を持てないという状況です。それは人の価値よりも通信の価値、情報の価値、ネットの価値が高いという状況です。我々の育成している自動車整備士というのは、人の生命と安全を守っていくわけであり、この人の生命と安全を守る、人がいなければ絶対出来ない分野において、規制緩和という考え方は、私は大変に危険なことであると思います。②「社会における若者の人材の適正配置」について、今成長の目玉である東北の復興事業で、建設業に人が足りない技術者が足りないという状況がおきています。それはなぜか。それは建設関連の学生の急激な減少に対して、その分析・対策をとってこなかっためであると思います。今自動車産業界では、国土交通省の「自動車整備技術の高度化検討会」で、自工会、日整連の皆様に熱いご支援をいただき、どうしたらこの自動車産業界に人材確保出来るかということが、今運命共同体的に議論をされています。我々の自動車整備専門学校が滅べば自動車産業界が疲弊する。そしてこれはもっと重要な問題、国民の生命と安全を守るという決定的な社会的使命を達成する人がいないということです。これからも是非国土交通省、文部科学省の皆様のご支援を賜りながら、私ども産学官連携の中で若者たちに夢と希望を与え社会に訴えかけていきたい」と挨拶しました。

また一級対策委員会の杉山委員長から、今年度事業計画として「一級登録試験アンケート」の実施、また初めての試みとして「一級登録試験対策として意見交換会開催」等が報告されました。総会に続く講演会では、国土交通省の島雅之整備課長、文部科学省の倉本光正専修学校教育振興室室長補佐より、業界の将来や施策に関する講演が行われました。

(改選された役員) 再は再任、新は新任

会長(再)中川 裕之 関東工業自動車大学校 副会長(再)齋木 寛治 中部国際自動車大学校
理事・顧問(再)小倉 基義 群馬自動車大学校 理事(再)山本 眞 東京工科自動車大学校
理事(再)古澤 敏昭 広島自動車大学校 理事(再)杉山 泰成 トヨタ東京自動車大学校
理事(再)原田 三代治 岡山自動車大学校 理事(再)中村 文彦 北九州自動車大学校
理事(再)平井 一史 静岡工科自動車大学校
理事(再)大木 宏高 ホンダテクニカルカレッジ関東 理事(新)下條 浩 日産栃木自動車大学校
監事(再)皆見 量政 阪和鳳自動車工業専門学校  監事(再)鈴木 朝子 神奈川総合大学校

JAMCA創立50周年記念式典・祝賀会開催

去る平成25年2月4日(月)東京都千代田区丸の内のパレスホテル東京で「創立50周年記念式典」を関係諸機関・諸団体をはじめ191名の来賓・会員を迎え開催いたしました。

中川会長の挨拶にはじまり、来賓を代表して山本内閣府特命担当大臣、武藤国土交通省自動車局局長、合田文部科学省生涯学習政策局局長、日本自動車整備振興会連合会下平専務理事、日本自動車工業会内藤常務理事、自動車検査独立行政法人木場理事より激励を込めた祝辞をいただきました。
また式典では、JAMCA委員会の委員35名に対して永年の活動に対する感謝の意を込めて表彰式が行われました。
式典後の祝賀会は、軽自動車検査協会中山理事長の乾杯の発声の後、参加者一同協会の50年の歩みやこれからの自動車整備士について語り合う有意義な場となりました。詳細

平成25年度「不正改造車を排除する運動」

不正改造車は犯罪です!!

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→チラシを拡大する

この運動は、不正改造は違法であるということを周知するとともに、不正改造車の撲滅を目指しています。

  1. 不正改造は「してはいけないこと」「迷惑であること」
  2. 知らなかったでは許されません
  3. ルールを守り、責任ある行動を!
  4. 6月1日から6月30日はこの運動の強化月間

このような改造は、不正改造です。

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[受付終了] JAMCA PRIZE 2013 フォトコンテスト作品募集中!!

今年もJAMCAはフォトコンを開催いたします。
今年度は新たに絵画・イラストコンテストも同時開催!
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