2015年度のニュース

文部科学省委託事業報告会開催のご案内

来る2月17日(水)に文部科学省委託事業 成果報告会を開催いたします。詳細情報(PDF)

第39回経営研究会 「自動車整備士をテレビドラマでアピール」

第39回経営研究会が9月9日、東京・湯島の東京ガーデンパレスで会員校29校42名が参加し、来賓9名を迎え開催されました。中川会長は冒頭の挨拶で「数年間にわたり学生の確保が非常に困難という壁が我々の前に立ちはだかり、それをいかにして乗り越えるかという努力を続けてまいりました。今年度は太田大臣が国会で自動車整備士の確保のための意思を表明していただきました。また、国土交通省本省のご指示で支局長が各都道府県の高校に自動車整備士の必要性、社会的役割というものをしっかりと説明して回っていただきました。現在国土交通省の2つの検討会で、整備士の人材確保・育成、もう一つは新技術・高度化に対する対応が検討されています。つまり各論は確実に前進しております。

各論では進んでいますが、今の自動車整備士の役割<国民の生命と安全を確保し、安全で快適な交通社会を実現するという社会的使命を担う国家資格の保持者>というところになかなか社会の理解が届きません。若者はここを目指せという事を示すことは、国・我々の社会的義務・責任であり、自動車産業界としてやるべきことではないかと思います。今の若者たちが将来、どうしたら一生安定して暮らせるかと言った時に、車両法に裏付けられた国民の生命と安全を守るための整備士資格。これさえ持っていれば、彼らは一生安定した生活が送れるわけであります。これを私は一番訴えたいわけです。しかし、それを訴える手段がない、訴え方がわからない、このジレンマを解決し根本的な問題に対応する方法としてはテレビドラマです。これ以外ないと思います。会員校の皆さんには、事あるごとにテレビドラマを作ろうという空気を盛り上げていただきたいと思います。」と述べました。

また研究会では協会の諸活動が報告され、講演会では、国土交通省・板崎龍介整備課長より「自動車整備行政の現状と今後の取り組み」、文部科学省・白鳥綱重専修学校教育振興室長より「予算・職業実践専門課程・新たな高等教育機関」についての講演が行われました。懇親会では来賓の根本匠衆議院議員、国土交通省自動車局和迩健二次長、日本自動車整備振興会連合会木場宣行専務理事から、自動車整備業界の現状や将来についてお話しをいただき、JAMCAへの貴重な激励の言葉をいただきました。その後板崎整備課長の乾杯に始まり、参加者の懇親を深めました。

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「新技術・車両診断研修会」関東工業自動車大学校を会場に開催

第5回新技術・車両診断研修会が、8月17日(月)から4日間、埼玉県鴻巣の関東工業自動車大学校を会場に18校25名が参加し開催されました。冒頭齋木副会長の開講の挨拶に始まり、来賓の国土交通省自動車局整備課福田課長補佐より「国土交通省の施策・今回の研修やJAMCAの人材育成への期待」といった挨拶が行われました。研修会は教材に沿った講義(座学)を各章の執筆を担当された先生方より行い、実習にはスキャンツールメーカー3社に加え、整備の現場を学ぶためネッツトヨタ多摩も参加し「高電圧テスターの説明・測定」「スキャンツールを使ったエンジンやHV車の診断、電気自動車の診断」等を実施しました。また今年度初めての試みとして本田技術研究所の燃料電池車の講義も実施いたしました。実習生からは中身の濃い講習であった、教員同士の交流を図ることができよかったという研修を評価する意見が多く寄せられました。

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教職員夏季研修会をツインリンクもてぎで開催

第19回JAMCA教職員夏季研修会が、7月27日(月)から4日間、14校20名が参加し栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。研修担当理事のホンダテクニカルカレッジ関東の加藤正毅理事の挨拶に始まり、小栗元理事が、教員として「個」をみつめ「個」を生かすということの大切さを、その後「青年期の心理と若者気質の変遷」のテーマで、40年以上整備専門学校の教員を勤められた島影講師から、経験に裏打ちされた貴重な講義がありました。2日目は「コーチング&コミュニケーション技法」3日目は事例グループ研究、最終日4日目は、東進ハイスクールによる「ゆとり教育と基礎学力の向上について」をテーマとした講義が行われ、受講生との質疑も活発に行われ有意義な研修となりました。昨年度実施した会員校のアンケートの要望(日数・費用の減少)を踏まえ講習の日数を5日から4日としましたが、受講生の熱心な参加により、例年以上に充実した研修となりました。

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JAMCA第53回通常総会・京都

JAMCA第53回通常総会は6月11日、国土交通省、文部科学省の担当官、日整連、日車協連から来賓を迎え京都で開催されました。総会では、平成26年度の事業・収支決算報告、平成27年度事業計画・収支予算案が承認され、併せて役員の改選が行われ、新理事による理事会で、会長に中川裕之氏、副会長に齋木寛治氏、理事・顧問に小倉基義氏が再選されました。中川新会長は国会での国土交通大臣等の答弁に触れながら、「若者に自動車産業を目指してもらうには、①一級・二級自動車整備士のクリアーな区分が必要②若者が夢と希望を持てるような自己実現可能な職場環境・待遇が必要ということで、国会でも自己実現可能な環境・待遇にしようという、ありがたいお話があった」と述べました。

またソーシャル検定につき「今年田端局長、江坂課長に大変なご理解とご指導をいただき、新たなるソーシャル検定の教科書を制作しました。ソーシャル検定は大学との決定的な差別化であり、自動車整備士が専門知識だけではない、国民の生命と安全を守るという意識の高い社会人だということを証明するツールとなるということで、今後は全員に受験をお願いしたい」と述べました。

最後に「我々は国民の生命と安全を守る車検制度推進の要の自動車整備士だ、修理工ではないということを社会に訴え、絶対に画期的な自動車大学校・専門学校群になる、或いはしなければならない。これが成されなければ結果として、国家の国民の生命と安全が守れないという大きなプライドを持って頑張っていきたいと思う」と挨拶を締めくくりました。その後国土交通省の江坂整備課長、文部科学省の倉本専修学校教育振興室室長補佐による講演が行われ、自動車整備専門学校を取り巻く環境・現状に対する認識を深めました。

(改選された役員) 全員再任
会長 中川裕之 関東工業自動車大学校
副会長 齋木寛治 中部国際自動車大学校
理事・顧問 小倉基義 群馬自動車大学校
理事 山本眞 東京工科自動車大学校
理事 古澤敏昭 広島自動車大学校
理事 原田三代治 岡山自動車大学校
理事 中村文彦 北九州自動車大学校
理事 平井一史 静岡工科自動車大学校
理事 松浪良樹 トヨタ東京自動車大学校
理事 今西朗夫 日産横浜自動車大学校
理事 加藤正毅 ホンダテクニカルカレッジ関東
監事 皆見量政 阪和鳳自動車工業専門学校
監事 鈴木朝子 神奈川総合大学校

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文部科学省委託事業「自動車整備専門学校における職業実践専門課程における第三者評価について」

昨年度に引き続き今年度も標記事業を受託し、国土交通省による設置基準が詳細に決められている自動車整備専門学校の特性を活かし、会員校の運営を考慮した負担感の少ない、シンプルなJAMCA独自の第三者評価を目指し、第三者評価基準・項目等の策定を行い、実証実験を実施する予定です。

平成27年度「不正改造車を排除する運動」

不正改造車は犯罪です!!

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→チラシを拡大する

この運動は、不正改造は違法であるということを周知するとともに、不正改造車の撲滅を目指しています。

  1. 不正改造は「してはいけないこと」「迷惑であること」
  2. 知らなかったでは許されません
  3. ルールを守り、責任ある行動を!
  4. 6月1日から6月30日はこの運動の強化月間

このような改造は、不正改造です。

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JAMCA PRIZE 2015作品募集

JAMCA PRIZE2015 作品募集スタートしました。
詳細は専用サイト(http://www.photo-con.jp/)

JAMCA第52回通常総会富山で開催

JAMCA第52回通常総会は6月5日、国土交通省、文部科学省の担当官の他、日整連、日車協連から来賓を迎え富山で開催されました。総会では、平成25年度の事業・収支決算報告、平成26年度事業計画・収支予算案が承認され、併せて役員の補選が行われました。中川会長は「過日自動車整備士の人材不足に自動車産業界が一丸となって対応するため“自動車整備人材確保・育成推進協議会”が開催された。国土交通省の局長が先頭に立ってご指導をいただいており、われわれJAMCAにとっても大変心強い限りである。また私たちJAMCAはこれから活動の原点、共通の価値観を持ちたいと思う。

  • 一級自動車整備士に対して明確なインセンティブを持たせる
  • 専門学校の中にあって自動車大学校・整備専門学校は完全に理念を他の学校とは異にしている私たちは国家にとって絶対必要不可欠な学校である
  • 若者に本当の自動車整備士の素晴らしさ、国家に貢献するというやりがいを、一目でわかってもらうということの3つだと思う。ここで心をひとつにして一致団結をして若者達に夢と希望を与え、国民の生命と環境、安全を守るべく、この問題を解決するという事に全力をかけて進みたいと思う。」と挨拶しました。

また来賓としてご出席いただいた国土交通省自動車局和迩次長より「最近の自動車業界や新しい技術について。また一級自動車整備士については、ここ一年で1万人を超えたこと、自動車検査員の資格要件について一級整備士の技能を考慮した見直しを図ることを検討するという状況にあること。また人材の確保についても、自動車整備士に関しては、まず高校の先生、父兄の方々に自動車整備士をきちっと理解していただくために、我々運輸支局からも高校に要請するということで関係者一丸となって取り組む。」という心強いご挨拶をいただきました。総会に続く講演会では、国土交通省の江坂行弘整備課長より「自動車整備の現状と人材確保」文部科学省の倉本光正専修学校教育振興室室長補佐より「文部科学省の施策」に関する講演が行われました。


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